教育方針イメージ
神に近づいた先人
 合気道の開祖は【天地と一体となれ、自然と一体となれ】と言っていました。(【神に近づくよう努力しなさい。自然と共に生きなさい。】とお考えください。)
 10年・20年・30年と【合気道】を歩んだ人には精神・魂・身体に輝きがあります。開祖は【合気の道】を70年以上歩みました。まさに開祖は神に近づいた先人でした。
自己の修養と和合
 スポーツ競技・他武道との明確な違いは競争をしないことです。順位もなければ、強さも競いません。人はより穏やかに・清らかに・美しく・素直に生きる。これからの世の中は、人と物とがより高いレベルで豊かになれる時代です。自己を修養し、他と和合する。【合気道】は人生を豊かにする【道】です。
入門の動機
 入門の動機は問いません。護身・美容・趣味の一環。人生において出会いは大切です。合気道の稽古を継続することで、少しずつ修養できるよう導くのが私の役目です。動機は気軽でも3年後・5年後に「【合気道】の稽古をしていてよかった」と感じて頂ければ幸いです。
経済が土台【道は華】
 社会人は経済が土台ですが、多くの人は土台しかありません。経済主体の人生には限界があります。経済は物質界を支配する力があります。しかし、いくらお金を積んでも、人の代わりに食べることも・呼吸することもできません。生命活動はお金では買えません。この生命に活力を与えるのが【道】です。情熱・信念・不動心・感謝の精神は自身で磨く徳です。お金で買えるものではありません。徳を磨き【華】のある人生を歩んでください。
初心者は合気道の文献を読まない
 初心者が合気道の文献を読んでも意味はありません。物知りよりも、稽古をすることです。現代社会は情報が氾濫しています。間違った情報もあります。一つ確かなのは、開祖の文献に直接触れることです。しかし開祖の文献は、古事記を深く読みこなさないと理解できません。
 確かな指導者のもとで稽古を重ね、段位を印可されたころに開祖の書籍に触れることをお勧めします。雑学は道の弊害です。無垢な心・赤子の心が手習いの基本です。