古典(国学)

 学問の入り口は素読です。名文は100回・200回と繰り返し読みこなしてください。日本文化の源流は【古事記】です。古事記は少し読みづらいので、聖徳太子の【十七条憲法】・明治天皇の【教育勅語】を入口としてください。人として当然のことが分かりやすく、格調高く表現されています。まさに名文です。(名文と駄文の違いは繰り返し読めるか読めないかです。これらの文章は100回読んでも飽きません。)
 以下、お勧めの古典を全てルビーを付けています。5・6歳を過ぎた頃から素読の習慣をつけてください。素読が難しい場合は、親と一緒に繰り返し読んでください。親の声についていくことにより、耳から名文が入っていきます。そのうち一人で素読できるようになります。)

書の題名/文章の題名 著者等
教育勅語 明治政府(明治天皇)
憲法十七条 聖徳太子
論語(学而) 孔子
論語(為政) 孔子
論語(里仁) 孔子
古事記1 天地の初め/伊邪那岐命と伊邪那美命
古事記2 天照大御神と須佐之男命
古事記3 大国主神
古事記4 葦原中国
古事記5 邇邇芸命
古事記6 火遠理命
五カ条の御誓文 明治政府(明治天皇)
合気道練習上の心得 植芝盛平

 この他にも【日本書紀】・【万葉集】・【古今和歌集】・【老子】・【中庸】・【礼記】・【正方眼蔵随聞記】・【伝習録】・【夜船閑話】などの優れた古典が数多くありますが、上記の文章を繰り返し読むことにより明治までの日本人の考え方が大方理解できます。
 平成の時代は物には恵まれていますが、精神は軟弱です。物心ともに豊かになるよう古典に親しんでください。